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私の研究分野やこれまでの研究内容

こちらをご覧下さい。

どのような学生に来て欲しいか

宇宙物理学は宇宙における様々な現象や対象を取り扱うので、基礎的な物理学について幅広い知識が何より求められます。まずは学部のうちに、力学、電磁気学、流体力学、熱・統計力学、量子力学、特殊・一般相対論などの基礎をしっかりやっていることが一番重要です。また、原子、原子核、素粒子など宇宙を満たす諸物質の基礎知識も重要です。 これらは宇宙物理学を研究する上で基礎となるものですし、大学院入学試験でも一番ウエイトが置かれるところなので、なるべく若いうちにマスターしておくことです。 また、C言語などで簡単な数値計算のプログラムを自分で書く能力や、一般的なコンピュータ関連の知識も不可欠です。 一方、天文学的な知識は広範にわたる上に応用的なものが多いので、大学院に入って研究をしながら吸収していっても遅くはありません。 基礎となる物理学や物理的考え方がしっかりしていれば、どんなトピックスでも研究はできるものです。

理論研究者の一つの魅力は、観測装置開発などに時間をとられない分、様々な分野にまたがって広い視野で研究ができる点です。 好奇心は全ての科学者にとって重要ですが、特に理論家は広い視野と好奇心を持つことが重要です。 様々な波長域で発展を遂げた現在の宇宙物理学では、波長横断的な広い視野を持った人材が求められています。 それは理論研究者の重要な役割の一つです。

一方、大学院入試では測れない資質もあります。 研究の世界に限らず、どこの世界でも、ある業界で一人前の人間として大成するためには、向上心や野心が必要です。 研究とは、まだ誰もやっていないことをやるものであり、常に失敗するリスクをはらんでいます。 そうした不安や孤独に耐えて地道に努力を続けられる、タフさも重要です。 また、研究の価値で重要視されるのは独創性、新規性です。単に教科書を読んで勉強して、それで満足しているような人は研究者には向きません。 何か新しいことをやってやろう、世界を驚かせてやろう、そういう野心や山っ気も大切です。

以上のような観点から、何事にも興味を持ち、チャレンジ精神が旺盛で、多少のことではへこたれない元気な大学院生を特に歓迎します。 (実際、大学院入試における面接試験では、学術的な知識だけでなく、そのような側面もチェックしている先生が多いと思います。)

大学院での生活

私の研究室の学生に、どのような形で研究を進めてもらっているかは、私の学生向けの心得が参考になると思います。

私の研究室に入った場合、当然ながらまずは私と研究を進めていく形が基本になりますので、志望の時点で私の研究内容や研究分野に魅力を感じてもらうことはもちろん、必須です。 しかし具体的に私とどれぐらいの距離感で研究していくかは、様々なパターンがあります。 私の提案した研究テーマと学生の希望が良くマッチすれば、実際の研究上も私が密に指導することになります。 一方、宇宙物理学は様々な天体や分野に分かれていて、一人の先生で全てカバーできるものではありません。 むしろ、様々な分野の知識や経験を補うために、国内外の様々な機関の研究者と共同研究をすることのほうが多い。 学生の興味によっては、私よりその分野に強い研究者とチームを組んで研究を行うこともあるでしょう。 私は比較的、幅広い分野で仕事をしてきたタイプの研究者であり、国内の宇宙物理学の研究者なら大抵知り合いですから、学生の皆さんの興味にも柔軟に対応できるほうだと思います。 その時のプロジェクトのマンパワーや研究の流れによって、「こういう事をお奨めする」「こういうテーマをやって欲しい」と言う場合はありますが、強制的にこのテーマをやれ、というようなことは言わないことにしています。

また、博士課程ぐらいになると、優秀な学生さんは指導教員の手を借りず、独力で研究を進めることもあります。 (そしてそういう人ほど優秀な研究者として大成します。) 私はそのような優秀な学生さんの場合は、どんどん独力でやってもらうことを推奨しています。 一方で、比較的大きな観測や実験プロジェクトに理論やデータ解析で携わる学生もいます。 そのような場合は、プロジェクトの一員として、割り当てられた仕事をきちんと責任をもってやってもらうことが求められますから、研究の自由度は減るかも知れません。が、その分、大きなプロジェクトに参加している醍醐味もあるでしょう。

指導教員と学生の関係は絶対的なものではなく、入学後に様々な状況の変化があり得ます。 入学後に天文学の様々な分野の実際を見て興味がある程度変わってくることもあるでしょう。 また、准教授の人が昇任などで他機関に異動することはよくあることですし、時には教授の人でも、他機関に異動することがあります。 (私の場合は、これからどこかに異動するような可能性は極めて低いと思いますが...) そういう場合は、指導教員を変更したり、あるいは受託院生などで指導教員についていくなど、様々な可能性があります。

このように、入学後に皆さんが実際にどのような形で研究生活を送るかは、様々な可能性があります。 私自身も学生の指導は常に悩みながらやっている状況ですが、なるべく学生さんの希望に合うような指導を心がけています。

研究室訪問

研究室訪問は随時歓迎しています。連絡先を参照して、まずはメールで希望日時などをお問い合わせ下さい。

大学院入試は純粋に試験及び面接の得点だけで合否が決定されます。 東大の内部からの進学者と外部からの受験者の間に差別はまったくありませんし、事前に研究室を訪問して挨拶したからといって優遇されるわけでも全くないので、無理に遠方から研究室訪問する必要はありません。 よく聞かれることの大半はこのホームページに書いてあります。

訪問の際は、事前にこのホームページの内容をよく読んでおかれるようにお願いします。 こちらからあれこれ説明したり紹介したりというよりは、皆さんからの質問にお答えするという形になります。 効率のよい面会にするため、あらかじめ聞きたいことをリストアップしてメモしておくようにお願いします。